大学院試とスルー力

□大学院入学試験が無事に終了しました。

試験の論述の設問って面白いですよね。

自分の中で漠然としていた問題点を資料を与えられることで結論付けると自分の中の新しい答えが沸いてきます。なのでいつもうまくまとめられません。

振り返ってみると自分の中に大きく方向転換したことが沢山ある一年でした。

ひとりで何でもできるようになることを考え、できないことを悟ったので

今度は集団でできる方法を考えていたところでした。


□誕生日おめでとうございます
セイチョウ日記-24歳の誕生日-
24歳の抱負は,「地道な努力ときめ細やかさを身につける」です。


兼折先輩は一つしか年が変わらないのにすごい年が離れてる気がします。

僕ももうすぐ誕生日です。来年今の先輩の年に追いついた時、肩を並べられる人間になりたいものです。

□東京ビデオフェスティバルの作品

中原先生が
nakahara-LAB.net-BLOG-漢字テストのふしぎ- これはオモシロイ。

 小学校、中学校、高校200名の先生方の漢字テストの採点が、いかにバラツいているか。その判断基準が曖昧なのかを、取材に基づいて紹介している。

 わたしたちが「絶対」「標準」と信じているものは、実は、そうではなかった。これは研究者の仕事だね。

と紹介している
『漢字テストの不思議』について見ました。

学生が作った作品とは思えない秀逸さです。
先生たちのアカウンタビリティもそうですが
判断基準の明確化の難しさはどの教科にも言えると思います。

知的財産の観点から技術科の授業評価の観点を明確化しようとしている村松先生らの取り組みはすごいなと思います。

時間がなくて他の動画を見切れてないのですが、
学校を辞めます?51才の僕の選択?
なんかは目に付くもので秀逸でした。

□成長力

(一定の期間後の自分)-(期間前の自分)/期間=成長力

これは前々から思って他の事なんですが数学的物理的な公式にしてしまうと面白いなぁ。

∫成長力dt(t=時間)=成長

だし成長曲線は微分でき傾きを持つ、いや傾きこそ成長力ですかね。

自分はこの傾き、成長力こそ『才能』そのものであると思っています。才能の一つではなく。

成長力は変わる。成長力はいろんな要素や環境によって変わるけど傾き自体は皆持ってるもの。

だからこそ才能を伸ばす教育=成長力を伸ばす教育は学力を伸ばす教育とは別に必要ですよね。
またそれとは別に自分で成長できる教育も必要ですよね。

教えること多いって大変です。

FDに注目が集まっているそうな。

教員の教育者的素養として必要なものなのでしょうか。
ちょっと調べてみます。まだ何もわからにので多くは語れません。

しかし、ワークショップがどの分野でもかなり重要視されていますね。
兼折先輩の修論はそういう意義的にもやはりすごいです。

□大学のシステムが変わりつつあります。
参考
asahi.com-大学の9月入学検討 教育再生会議・分科会素案-

スタンフォード大学滞在記-大学の9月入学-

初等中等教育審議会の教職大学院の制度なんかもそうですが

教育の再編ってまずシステマティックなところから大きく変えられるんですね。

その割りに
ギジュツドットコム管理日誌-Technology Education研究発表会-
GDPに占める教育予算の割合が、初等中等教育段階で下から3番目。高等教育では最下位というデータを提示。改革改革と次々に出してもダメで、ここにメスを入れ、教育予算を増やすことが、現在の教育問題を最も早く解決する道

僕も賛同です。

教育予算を増やさないといい教師は集まらない、というと極論かもしれませんが、他分野にいい人材が集まるのもそういう理由や要素は強いかなと思います。

□キャリア教育の視点から
職業ランキング?企業・職業ランク付け-職業別給料ランキング-

「どんな職業が一番儲かるのだろうか?」という疑問をお持ちの方必見です。


好きな仕事そして、しかも収入もいいというのが一番理想なんですけどね。。。。。


自分が職業選びに迷って結果モラトリアム的にSTAYしてしまったこともあって適切なキャリア教育というものの必要性を感じるんですが

正直職業というものをぜんぜん知りません。

自分が知ってる仕事を書き出してみろといわれても数に自信がありません。

教員を目指す他の人たちも、そうであるならば改善する必要がありそうです。

どうやって??

□こどもの幸福度調査

キャリア教育に関連して

yomiuri online-日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査-

、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟25か国29・8%と、ずば抜けて高かった。

、「30歳になった時、どんな仕事についていると思いますか」との質問に対しては、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、25か国中最高の50・3%に達した。

10冊未満の本しかない家庭の割合は9・8%で7位。「静かな勉強場所」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など、教育環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭は53・3%にのぼり、ギリシャに次ぐワースト2位となった。


家庭環境の問題・勤労観の問題・人生観の問題、病気は子供にまで根付いており日本の病巣は深そうです。

□辞書

わからない言葉が出てくるからあきらめちゃうんですよね。

わからない単語右クリックしたら辞書として出てくる昨日ないかなぁ・・・

国際化が進んだので徐々に外来語も定着し単語の意味とかも混乱を招きやすくなっているようですね。
表記方法も混乱を招かないために変わってきてるんでしょう。

参考
国際化に伴うその他の日本語の問題
技術・科学文章では句読点に何を使うか

□>ゆうki君
FOR oNESEL-昨日の勉強時間-
今日も用事がチョコチョコある。

バレンタインすぎただけに?←言いたかっただけです。

チョコといえば兼折先輩の誕生ケーキすごかったわー、おいしかったです。ありがとう。

□記事の編集全部終えるのに四時間近くかかってしまった。
言いたい事伝えたいこと発見したことが多すぎます。
スルー力が足りない証拠です。いい事なのか悪いことなのか・・・

今期の総括

□トラックバック
FOR oNESELf-研究室とは-
研究室とは「勉強の場」である。

 目から鱗でした。

ゆうki君は自分が話してしまったと言っていますが
出入り激しいのも話してしまうのも僕が一番であることは
自他共に認めるところですハイ。

なにが「目から鱗」だったかといいますと
研究室って研究のために集まる場所だってことが
漠然と無意識に思い込みとしてあったわけですよ。

そして勉強するだけなら図書館でいいじゃん
とか思ってしまった短絡的思考な自分に反省。

よく考えてみると皆で「勉強する場」なんですよね。

そして本当に研究のために集まる場所って
企業か政府機関にしかないものですよね。

学生は勉強・学習するために「研究」するんですね。
ゼミするんです、輪講するんです、合宿などイベントするんですね。

本当に反省。

ってことで言葉の意味を調べてみました。
はてなダイアリー-勉強とは-

中国語だと、物事を強制する、という意味らしい*2

*2:嫌なことでも「強(し)」いて「勉(つと)」めなければならないことがあるということで、『勉強』と書くようになったらしい。


これは面白い視点。これを踏まえると自主的なものは学習、環境など外的要因に促されてのものは勉強と分けることになるのでしょうか。

勉強の技術
勉強の障害は、生まれついての中枢神経の働きの障害によるものとされる学習障害とは、概念を異にするものである。

障害者向けの教育施設(主に盲・聾(ろう)・養護学校)の呼び名が改正学校教育基本法で統一され特別支援学校になったらしいですね。
今日は大学院試の勉強と平行して福祉などもちょっと調べてみました。

学習-Wikipedia-

研究について調べてたら研究の姿勢についての記事がいくつか。勉強になります。
教えて!goo -研究に対する姿勢を説教するのは生活態度の押しつけになるのか?-
工学的随想 「研究とは」

FOR oNESELf-研究室とは-
しかし、研究室の「勉強する場」が乱れることもある。

それは周囲の人、「同期」にも「先輩」にも「後輩」にも理解、協力してもらい、乱さないようにしてもらいたい。


個人的な意見なんですが、研究室は「人が集まる」学びの場であることに価値があるのだと思います。
研究・学習・勉強のことをはじめ将来のことやプライベートまで「語れる場」=相談できる場であるからこそ重要な気がします。
後輩たちを見ていると乱さないことを意識しすぎて相談することを遠慮しているように見えることがあります。そこへの配慮もバランスを取るべきであると考えました。
もちろん乱すことはわるいことです、自分を擁護するわけではありません、ハイ、スイマセン。。。




□2006年度後期の授業・テスト・レポートがすべて終わりました

【体育教材研究】
山本教官はステレオタイプに厳しい人です。
自分が嫌だと思いながら与えられてきた体育の授業を子どもにすることはいい事なのか。という問いかけから始まり
クリティカルシンキングや第三者の視点の重要さ、楽しさとは何かを追及することなど言葉には出さず示していました。
グループワークが主体の授業だったのですが、愕然としたのは学生たちは活動ばかりを重視して授業の目的やこども観などがおろそかになっている現状でした。先生に「今の学生って活動ありきなんですねー」って相談したこともあります。教員養成についての課題を確認できた授業でもありました。
ちなみに「教育観やこども観さえ統一されていれば教科も教材も手段でしかない。」という視点で授業を受けてました。厄介な学生だったと思います、すいませんでした。。。
ちなみに『観』がしっかりしていないと子ども達は荒れてしまうようです。
もしくは『観』がしっかりしていないと本当に大事なものを見落とし、大して問題でないことを荒れていると捉えてしまうかもという危険性があります。



創造性教育法】
PBLの授業でした、アイデアマラソン研究所の樋口氏においでいただき
アイデアマラソンの実践を行いました。
アイデアマラソンへようこそ
発想力を鍛える!アイデアマラソントレーニング
ロボット政策の実践も中にあったのですが、自分は話し合いの討論点をまとめアイデアを出させ、まとめ設計すること。試行錯誤のためのアイデアを出すこと、製作を指揮させることを促すことのトレーニングをさせていただきました。技術的なところもやりましたが基本は一年生中心に進めてもらいました。
NEXTGROOVE社長の講演会もありました。


【線形代数学】
数学はイメージ化できないと解けないというのが自分の最大の弱点だと思います。解法を覚えるだけでは問題を解けない。テストのときはすべて理解しようと頑張りました。でも多分力及ばず…どうやって頭下げよう・・・


【基礎物理学(王先生)】
一回欠席してしまったかな?言い訳してしまいますが火曜日は忙しかったため習ったことのある分野だと授業中いつの間にか意識が飛んでいたこともしばしば…すいませんでした先生。テストは問題が簡単だったので行けそうな気がするんだけど・・・


【生活科教材研究】
生活科ってフリーダムなんだなぁって思いながら話を聞いていました。1600字のレポートを2500字位書いた覚えがあります。

【基礎物理学(長井先生)】
もう一つの物理を落とすとやばいのでと保険に取った授業。朝一はきつかったです。木曜日の授業は充実していて「単位を落とすためにテストをしているんじゃない、皆が勉強するためにテストをするんや。」「沢山勉強させるのが教育ではない、勉強させなくて言い方法を教えるのが教育だ。復習でなく予習をさせるとか方法を教えなければ、知識を積み重ねるのは教育ではない。俺らの時代は親がろくに勉強すらさせてくれなかったし、戦時中は英語は敵国語であって、知りたくても知れなかった。」 など他学部の授業なのに教育的配慮の沢山つまった授業でした。物理の実生活への転移なども上手な先生でした。

【教育臨床】
小山内先生は今年でご退官です、なので様々な名言を語ってくれました。途中中だるみする時期はあったもののすごい有意義な授業でした。教材として取り上げた「いじめ問題」「女王の教室」「ステンドグラス法」など大変考えさせられる実践や教材でした。
名言集は以下
「教育学部だから子どもが分かるという気になっちゃダメだ、まず人間があって、その次に教育を学ぶ事が来る。人間力が育ってないのに子どもを分かったつもりになって指導するのが一番だめだ。それなら教員免許を持たない近所の人生経験を積んだおじさんおばちゃんに話をしてもらうほうがよっぽどいい!!」

「彼女は愛してるからこそ子どもに冷たく接するようになったんですよ。やり方は行き過ぎてるかもしれないが、その気持ちが教育には大切ですよ」

「あなたが何で人を殺していけないかと聞かれたらどうします??」

「この教育実践は、効果が高い。『脱自』。つまり協力して行なう事で自分の力以上の力がでる。自分が自分でなくなる感覚、二人が一体になる感覚があるんだよ?」

「俺はねぇ、オクテだったからファーストキスは大学生になってからだったんだよ、こう相手をね、ぎゅっと抱きしめたんだよ。そしたらね、嫌だって言うから、ぱっとこう手を離したんだね。そしたら抱きしめてほしいって言うわけよ。女心がまだわかってなかったんだね。」

「言葉はね、人を殺せるんだよ、いじめは魂の殺人なんだよ!!」

「学校はしばしばそういう意味で殺人現場になるところ、と定義するんだよ」

「子どもは両親のけんかを自分のせいじゃないかって考えちゃうんだね」


「飛び降り自殺する奴が勢いが足りず海じゃなくがけの下の岩場に落ちちゃって、助けてくれーて言うんだよ?」

「死にたいなら出刃包丁でリストカットすればいいのよー、でも本当は死にたくないからカッターなのよ、理科の教師とかお医者さんとかはかわいそうに切れ味のいいメス使っちゃうから助からないことも多いのよー」


「生物には生きるって言う大目的があるの!!理由なんてない、ただ『生きる』これだけなんだよー。生きてて人の役に立つとか立たないとか、生きる理由があるとかないとか悩む必要ないんだよー!!これに逆らっちゃダメ!!」

「死にたい人も本とはよりいい条件で生きれるなら生きたいんだよー

「流れ星が流れれば子どもは星が涙を落としたと言う、『子どもは皆詩人』なんだよ」

こんな感じでした。



□教員養成について6年生の案が出ています
教員養成:大学で6年制に延長 民主党が法案提出へ

また教員養成や教師教育にも見直しの動きがでております
「教職大学院」制度の創設



□知的財産の著作権保護制度について、DRMフリーが話題になってます
理想はDRMフリー、スティーブ・ジョブズ氏がDRM問題にコメント

最近の世界はシステム(法律)のために技術を作るのでなく、技術のためにシステム(法律)を作っているような気がします。知的財産問題もうしばらくはゆれそうです

社長になった日

企業の目的は

 「利潤の追求」

であるが、「富」でなく「金」を利潤として追求することが
会社が会社であるアイデンティティであると思う。
『社会』をひっくり返して『会社』であること。会社は社会の裏側ではなく、表裏一体なものでしょう。(共倒れもあるという意味で)
 参考リンク
金をつくるのか、富をつくるのか、それが問題だ
富と金の間には


「わたしたちのミッションは、最先端の技術による恩恵をより多くの人たちが受けられるようにすることです」と語る『株式会社NEXTGROOVE』の社長、足立氏に大学にお越しいただき講演会を行っていただきました。これは小ホール借りて皆で聞くべきだったなと思います。
大学の授業はこういう公開性が薄い印象があります。
よそから講師を呼ぶならせっかくなんで皆に公聴権を与えれるシステム(掲示・アナウンスをポジティブに行えるような)が整備されたらなと思います。
今回の授業ではアナウンスしてましたが他の一般教養の授業では見たことがありません(経験談)

社長いわく「自分に精一杯の社員に周囲に気を使う余力はない」
「従業員満足度(ES)をあげることが顧客満足度(CS)を上げることにつながる例は多い」

とおっしゃっていました

さて、(トラックバックのテストも兼ねて)
FOR oNESELf-足立社長の講演-
1.真似(型作り) → アレンジ → オリジナル
2.創造性はInputの量による
3.創造とは視点を広げ、また狭め、具体化する


RSSリーダやmixiをはじめてINPUTの量が緩やかにではあるがLOG二次関数的に伸びているのを感じます。

続きを読む

知的財産その2

知的財産を教育に取り入れることは大いに賛成です。

しかし問題点は教育でなく社会にあります。

教育と社会は1対1対応です、社会のニーズに合わせて教育は行われます。

社会⇒教育にたどり着くまでのトンネルに多少のろ過があってもです。


インターネット上でこんなフラッシュが話題になってます
すごいよJASRAC

日本音楽著作権協会JASRACについての批判的な内容です。

このFRASHで問題にされていることは
・日本の著作権使用量が割高であること
・著作者不明の楽曲にも使用料がかかる
・自分の著作物の使用にも使用料がかかる
・著作者が無償で著作物の使用を容認しても使用料を取る。
・著作者と利用者の間でトラブルがあっても関与してくれない

などです。ボランティアコンサートで演奏しても使用料を取るというのもちょっとやりすぎとは思います。取ったお金がどこにいくかなど不明瞭らしいのですがそこは実際分配されているかわからにので問題にはあげれません。

HPを見てみるといろいろ問題になりそうな文があります

□JASRACの仕事□
JASRACは、膨大な数の管理楽曲をデータベース化し、演奏、放送、録音、ネット配信などさまざまな形で利用される音楽について、利用者の方が簡単な手続きと適正な料金で著作権の権利処理ができる窓口となっています。そして、お支払いいただいた使用料は、作詞家・作曲家・音楽出版者など権利を委託された方に定期的に分配しています。東京にある本部のほか、全国の主要都市に22支部を置いて、主にコンサートやカラオケなどの演奏について世界にも類をみないきめの細かな管理を行っています。


もちろん情報化も行われています。リンク先からリンクされているスライドを見るとわかりやすかったです。
『DAWN21』

JASRACの運営のためのお金は分配額から控除されるようです。
権利者の方への分配は、明細を付けて年4回定期的に行うことになっており、その際、文化庁長官に届け出た「管理手数料規程」に定める料率の範囲内で手数料を控除し、JASRACはこの手数料を運営費用にあてています。なお、JASRACでは、手数料収入が運営費用を上回った場合は、「収支差額金分配規程」にもとづき翌年度権利者に分配します。



主に『著作権の保護』の部分で働いてる団体なのですが、
日本の著作権保護は少々過敏・過剰な部分があります。
著作物の保護の必要性は
「著作物の価値」と「著作者の意思」
の両方があって初めて発生するものではないのでしょうか。


先日も著作権が切れている楽曲を演奏していると主張する生演奏型のレストランが裁判にかけられ
今後著作権侵害の恐れがあるからピアノ(楽器)を撤去しろ判決を下された事件もありました。
世間に対する戒めの意味もあるんでしょうが、表面上を見る限りは「横暴だ」という意見が次々に発せられているようです。僕もそう思います。
また日本は前例を重んじる国だと思います。前例ができたらこれに後々したがって行くわけで反応過剰が加速する可能性も・・・?
JASRAC vs. デサフィナード
判決文


思えばwinny裁判から何か感じていた違和感。(あまり公表するなと示されているのでこっそりリンク)
winny裁判まとめ
Winny開発者に著作権侵害ほう助の有罪判決、金子勇被告は控訴


個人的にはプログラム言語開発者dankogai氏のBLOGがとても勉強になる。
包丁には銃刀法、ではソフトウェアには?
表現としてのソフトウェア

この裁判は簡単に言うと著作権侵害を簡単にしておいて「ちゃんと」著作権侵害する使い方するな、とアナウンスしてなかったから『著作権侵害ほう助』
著作権侵害の手助けしたので有罪。だそうです。

しかし使われ方が間違っていただけで、技術的な面は素晴らしく、
開発者は悪くないだろうというのが有識者の多くの意見のようです
Winny開発者の裁判に村井教授が証人として出廷、検察側の主張に異議

これらは『原子力応用した技術を発電として届けるか爆弾として捉えるか』の違いであり

少々過剰な表現でしょうが、この判決が一部のソフトウェア開発や技術開発の発展を減速させた可能性も否めません。
技術の発展を加速させるための知的財産が本末転倒ですね。

知的財産(技術)<著作物?矛盾?自己言及のパラドックス??

ホリエモン事件の裁判についても考えさせられましたが
日本の裁判とかシステムって社会的な影響の大小にとらわれすぎで
本当に大事な視点を見失っている気がします。

著作権を含む知財についての教育を行う前に
知的財産の社会的な整合性を考える時期だと思います。
一つ前のエントリーはうまくまとめられなかったのですがそれを言いたかったのです。

社会がちゃんと整合性を取ってくれないと教育も整合性を取れない気がします。
教育と社会は1対1対応です、社会のニーズに合わせて教育は変化します。 続きを読む

知的財産

今日一日知的財産の勉強を行っていました。

文明と呼ばれるものが出来てから社会の生産・生産システムの裏には必ずこの知的財産(以下知財)があったわけで、細部まで目を通すと規模が大きすぎて、一日勉強して何とかなるレベルのものではありませんね。

知的財産戦略本部による知的財産推進計画2006(以下知財計画2006)をはじめ、様々な(と言っても偏ってますが)文献に目を通し

いろいろ現状を知ることができました。兼折先輩、ありがとうございます。

□定義□

●知的財産基本法
第2条  この法律で「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他 の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む。)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう。
2  この法律で「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう。


□基本的視点□
簡単に言うと知的財産の推進とは3つの視点からなる知的創造サイクルの加速により技術革新の加速をはかるものです。
1)創造
2)保護
3)活用

知財計画2006やイノベーション25が言うには「新日本様式」といえる日本ブランドを作るそうです。

□考察□
以下は知的財産教育の視点から話します。今回は技術教育からの知的財産や情報教育からの知的財産教育などカテゴリ分けが厳密に出来ていないので全部包括して考察します。

知的財産には発明・意匠など「創作」のためのものと営業・営利など「経営」のためのもの、二つの視点があります。

芝浦工業大学の丸山先生は歴史的な見地からもこの「経営」的内容を技術教育に含むべきだと言っています。

また知財計画2006では知的財産教育は主に大学・大学院で行うものとし、大学の評価としても取り入れるという記述がありました。

現状では知的財産裁判所の設立(2005)もあり、主に法学部などで知的財産教育は重視されているようですが、

三重大学の中西康雅先生は工学の視点からも大学で知的財産教育の基礎を学び、大学院でより深い知識を学ぶべきだと考察されています。

現代GPでも知的財産教育を取り上げている大学はいくつかあるようで、検索するといくつかでてきますが「知的財産教育の出来る学校教員養成課程」の取り組み及びその推進が行われているようです。
大阪教育大学
京都教育大学

また初等・中等教育にも教材レベルでは知的財産教育(主に著作権教育という統計が示されていました)は行われており、今までの学習を知的財産教育の大々的な導入は授業改善の提案である、と三重大学の村松先生は言っています。

知的財産の学習では「創造性を伸ばし知的財産を尊重する態度」すなわち知財マインドを育てることが目標となり、知財教育の導入は教師の独断的な視点だけでなく
工夫・創造の評価に取り込める
社会と連携できる
等のメリットがあります

また、IPカルチャーと呼ばれる知的財産を尊重する文化が提唱されており
1)自分自身の知的財産を尊重し、創造性を育てる
2)他人の知的財産を大切にし、法制度を知り、守る
3)先人の発明や知恵に感謝する

文化です。
この文化を根付かせることが、これからのイノベーションに大きな意味を持つのでしょう。

また、中学校技術科での実践としては、Jr特許実践としてロボコンなどと連携して、またプログラミングによる計測の方法やPSの処理によるコンテンツ製作に著作権教育を用いるなどの知的財産教育が報告されています。

体験を伴って知的財産の学習を進めること、また知的財産辞退は最初に述べたとおり生産の裏に(というか生産したものが)あるわけですから、導入も大きな改変の導入などを必要とせず、そんなに難しくないと報告されていました。

次回改訂される学習指導要領に含まれる可能性があり今後非常に重要な学習として焦点を浴びているところです。


□私見□
(ココからはただの雑談です。)
これらの知的財産教育の導入は非常に有意義であると思います。しかし導入に対して注意しなければいけないのは社会がまだまだ急速かつ大きく変わっているということを自覚しなければいけないことです。
知的財産教育とは別に独立して知的財産についての社会的価値観が変わってくることが予測されます。知的財産についての社会的価値観が反映されて知的財産教育が行われるべきなので、気を引き締めないとですね。

経済の視点では多くの学者から、第四次産業は情報サービスとなるだろう、といわれています。

しかし、梅田望夫著-「ウェブ進化論」では
ソースコードを無償で提供する「オープンソース」が提示されています。


また創作した「コンテンツ」の一例として動画やテレビ番組については、youtubeが世界に無償で発信・共有できるようにしてしまったため、世界は対策を始めました。
GYAO TVなどの広告を見ないと見れない番組作りなどはいい代表例でしょう。

橋本大也-第7回 テレビとネットの近未来カンファレンス-
・SNS最大手のMixiは”Mixi動画”を始めることをアナウンスしました。
・NTTグループが”ClipLife”で投稿動画サービスに参入しました。
・YouTubeユーザーのテレビ視聴時間が減少したという調査データが公開されました。
・動画にコメント字幕をつけるコミュニティ、ニコニコ動画1日200万ページ達成
・ユーチューブ、ビデオの著作権者に収入を分配するシステム導入を計画

などのニュースがありました。


と、著作者への収入の形も変わりつつあります。恐るべしWEB2.0。


要は情報社会は価値観がまた大きく変わってきていて、情報が直接的なお金にならない(≒価値がわかりにくくなる)。ある程度基礎が出来ている情報たちの価値が(本当はめちゃくちゃあるんだけど)無償になっていく。

近々無償である部分の線引きが明確にされると思います。
また法整備によりコンテンツの扱いも現状を踏まえて勧めていくのか、従来に戻るかもわからない状態です。

これを踏まえ、これからは価値ある(値が付く)ものとしてとして、情報を組み合わせ複雑に構築した情報システムや、専門分野の情報やノウハウ情報がこれからの情報サービスの主流となるそうです。


なのでこれからは豊かな発想力として

1)何もないところから思いつく、気づく
2)今あるものを応用する

の2)がより多く求められる社会になっていくってことじゃないでしょうか。

情報だけじゃなく、知的財産に対しての意識が高まり、バーコードなど「公開特許」が増えると、(知的財産が無形財産と呼ばれるのに対して)有形財産でも同じような現象が起こる気がしないでもない。

そうなると知的財産の評価の仕方(値段や価値のつけ方)が変わってくる可能性があるかな、とちょっとぼーっと考えてみました。

知的財産教育の3)先人の発明や知恵に感謝する視点がかなり重要な視点になってきそうですね。

世の中ってどう変わるか予想が付かないですからね、コンパイルERRORですね。

院試まであと少しです、頑張ります。

新年の抱負と宮崎県

 前のBLOGが開始3日でDEBUG ERRORしてしまったので変更しました。

具体的には書けない事がいろいろあったのですが、

心機一転日々感じたこと気づいたこと、考えたことについてまとめていけたらと思います。

 激動の時代ですから、様々な文章を速読即消化してあらわせる大人を本当に尊敬します。

自分もそうして文章にして論が通せる人間になりたいものです。

 時間が空いて読書する暇さえできれば、様々なブログで行われている書評なども模倣して書いてみようかなと思います。

人に魅力を伝えることができる人間になりたいものですね。




 話は変わりますが「そのまんま東」こと「東国原英夫(以下東)」氏が宮崎県知事に当選しましたね。ココからは口調もちょっと変えて書かせていただきます。

 こちらのBLOGにも書いてありますが、東氏の当選は、しかるべき流れで起きたように思います。

1.今までの県知事の信用・信頼の低下
2.東氏の(一見)素朴な人柄と姿勢
3.東氏のネームバリューと責任転嫁の容易さ

1.については46都道府県のうち半分以上が関連業界から支持を受けていることが明らかになっており、また宮崎もお金の問題で参っていたという。新参者はそういうつながりが薄いのではないか、と自分が県民なら考えたと思う。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070124i101.htm

2.については、東氏は事件の後本業を休止し大学に入学、先日退学し、今に至るわけである。ネームバリューとか、様々な黒い話も想像できなくもないが、反省して勉強したからと行って、早稲田に行っちゃうのはやはりすごい。行きたくても行けない高校生も多々いるというのに。同大学で宮崎県人サークルに所属していたとのこと。郷土愛に目覚めたのか。
http://www.sonomanmahigashi.net/prof.html

3.については、メジャーでネームバリューがある人が知事になることで宮崎県に注目が集まることは確かである。地方都市になると、何かしら騒がれる話題があるのは都市の活性化につながるのではないか、という短絡的な主観ではあるが、案外的を得ていなくもないと思う。田中康夫氏がいい例だ。

問題は、今までお笑い出身の知事が問題を起こしてきたというイメージが強いことだ。ノック氏をはじめ、「また芸人か」という世論もわからなくもない。しかし、頑張れば「芸人なのによくやっているなぁ」という県全体によいイメージが付き、不祥事など失敗すれば「やはり芸人のやることだしな」で東氏だけの責任で片付いてしまう。悪い言葉を使えば使い勝手のいいポジションである。

宮崎はシーガイア民事再生申請も記憶に新しく、福岡出身の僕としては同じ九州として頑張ってほしい県である。シーガイアの一件で何かしら0か負のイメージが付いていたことも確かで、もし共倒れでこれ以上イメージが悪くなることがあってもなんら支障はないのだろう。
もちろんシステムが改悪されることは大いに問題があるが。

と、つたない頭で考えてしまいましたが、東氏も関連業者からの支援がないのかとか、そこら辺も曖昧ですし、そこまで納得できる論の展開はできませんでした。

本日もDEBUG ERROR。
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