期待通りの良本でした。



紹介文より
小学生のための数学入門、大人のための再入門書。

と呼ぶには少々内容が難しかったかもしれない。

難しいと言うより予想以上に濃かった。

3巻全部で700ページほどでしょうか。その半分はイラストでした。

数とは何か。

ものの影の個数といえます。

数の概念を序数でなく集合数で表すところから本書は始まります。

難しい言葉を使わずに方程式、ベクトルや素数、複素数まで扱ってしまいました。もちろんxや求める数□すら使わずに。

小学生に読ませるのであれば反応は予想できませんが

中学生くらいでこの本に巡り会えたらよかったのにと後悔してしまいました。

個人的にはむしろ数学教師(もしくは教志)に読んでほしいと思いました。

数学の何が大事か、何が大切か、何がすばらしいのか。

僕らが本当に知りたいのは計算方法じゃないのです。

数学という学問の美学と数そのものの美しさとすばらしさ。

それがちゃんと書いてあります。またどう勉強すべきかもちゃんと書いてあるのです。

100問に値する良問すら用意されてました。

大人になって文字ばかりの数学になって

不完全性定理解説)やらなにやら言葉を覚えてばかり、国語かと思うような数学を受けてきましたが

子供の頃を、いや子供の頃の好奇心を思い出せた気がします。

これ以上書くと書評(本書の推薦文)としては逆効果かもしれません、

本当は絵本でめちゃ高かったのですが文庫化されてお手軽サイズ、お手軽価格で求められるようになってます。

数学はあなたのすぐ傍らにあるものです、数学関係者じゃなくとも、むしろ数が苦手な人こそこの機会に是非ご一読ください。