久々に小説を読んだ。

買って読む暇もないまますぐに友達に貸してしまい、

昨日、家の片付け中に発見されたので。

読み終わってすぐは、”卵の中におるみたいな気”がした。


一つの家に集まった大学生達がそれぞれの視点から今日の出来事を語る構成。

本書の一番の特徴でもあり、秀逸な点は、それぞれの話の主人公達の目線で語られていること。

つまり、自分がその話の登場人物の目線になるのであって、

読み終えた後、自分を愛してしまうごとく、登場人物を愛さずにはいられなかった。

もちろんこれは僕が自分を好きだからかもしれないし、皆そんな風に感じるのかもしれないし、まったく感じない人もいるかもしれない。

それこそ、「万人共通の読解は可能だが、鑑賞は人それぞれ」という言葉通りだろうと思う。

ただ僕はこの本とはウマがあった。

そしてその構成の効果は『きょうのできごとのつづきのできごと』で発揮されます。

本当に普通の動きなのに、『自分』が動くのが、そして『相手』が動くのがたまらなくおもしろいと感じました。。

最後の保坂和志氏の解説はいらないです。

読み終えた後の、あの寝ぼけたときのピントが合わないようなホワホワした感じがこの本の味であるのに、わざわざむりやりピントを合わせるようし向けられたような心地。

うんちくはいい。この人のきょうのできごとを語ってほしかった。

他のBLOGの書評を見てもほめてばかり。

それも結構納得かなと思いました。

次は映画でも見てみようかと思います。

映画の題は「a day on the planet」だそうで、確かに内容はそのタイトル通りちっぽけだったなぁと笑いがこみ上げてきます。



読み終えた後ついつい「京都行こ?」と後輩を誘ってしまった。