読み終えた後の率直な感想は「ずるい」の一言
だって、誰に取っても大切なことが、誰に取ってもわかりやすく書いてあるんだもの。
それがこの本の一番の価値としか言いようがない。
参考に
自分の小さな「箱」から脱出する方法
箱
箱2
だって、誰に取っても大切なことが、誰に取ってもわかりやすく書いてあるんだもの。
それがこの本の一番の価値としか言いようがない。
参考に
自分の小さな「箱」から脱出する方法
箱
箱2
学校で空いた時間と、東京を行き来する新幹線の中で読むことになるのだが、
本書を読んでの僕の心境の変化でお送りしたらわかりやすいだろうか。
本書は24個のチャプターを3部に区切った非常に読みやすい本であった。
物語のほとんどが会話で進み、それを自分で追体験することで自分の小さな「箱」から脱出する瞬間を味わえる。
東京に行く前日、僕はチャプター5まで読んだろうか。
いろんなところに移動して顔を出していたため、疲労を抑えきれず、読みながら寝てしまった。
ここまではあぁ、またいつものマネジメントスキル本かぁ。
と言う感想だった。
近鉄で名古屋駅に到着し、新幹線に乗って本を開く。
チャプター6で初めてハッとした。
本には、隣が空席状態で、席を夫婦に譲ろうとする人と、席に座ろうとする人をにらみつける人が書かれていた。
ちょうど近鉄で名古屋に出てくる時、わざと隣の席にモノを置いてしまっていた。
自分の箱の輪郭に気付いた。
第2部にはいる頃にはとても心が軽くなっていた。
主人公の行動の変容も見て取れる、何か心理誘導にかかった気分だったが、気持ちが良いので、その誘導に対して猜疑心のようなものは一つもなかった。
ただ、外国の商社マンはこんなに心が狭いのか、とか、日本でもこの本がバカ売れしているということは、日本の大人も皆こんな感じなのか、と考え込んでしまった。
東京駅についてからもずっとその考えが頭をめぐっていた。
この本の主人公は仕事のために会社にいる、と言う。
しかし日本人はどうだろう、QOWLを求める傾向のほうが強いのじゃないかと僕は思っている。勘違いかもしれないけど。
この本が本当に通用するのだろうか。そのときの疑問はそれだった。
用事を済ませ、チャプター19に差し掛かる頃、これはいじめの原因にもなりうるのだな、と感じた。いじめる側もいじめられる側もだ。
とすると、コミュニケーションスキルとして、皆が意識しておかなければならないことじゃないだろうか。そんな風に考えるに至った。
帰りの新幹線は間違えてこだまに乗ってしまったため各駅停車、品川から名古屋まで3時間の旅となり、最初はちょっと失敗したなとへこんだが、読書の時間が目一杯取れたことに今は満足している。
途中、僕は箱の中や外を行き来した。
箱についての詳細は僕はわからないし、箱の中にいる間しても意味のないことだけは本書に書いてあった。
ただ、箱の中に入る原因の一つに「体力」と言う要因が自分の中にはあるのだな、という結論に至った。
精神的に疲れていても、人には優しくするよう自分を鍛えてきたつもりだった。
だけど、体力的に疲れている時は、人に優しくできない。
席も譲らないし、口調も少し強くなったり皮肉っぽくなる。
次回は箱から抜け続ける方法が書いてあるのだろうか、早く読みたくてしょうがない。
と同時にたくさんの人にこの本を薦めたくなったのは、僕がまだはこの中にいる証拠だろうか。
本が箱の外に引き出してくれる感覚。
逆にその感覚を知ってしまい、今の自分が嘘なのではないかと言う欺瞞が生まれて、それがストレスになりつつあるのだが。
まだ自己欺瞞は抜けないが、自分の違和感を大事にしながら対応できたらと思う。
本書を読んでの僕の心境の変化でお送りしたらわかりやすいだろうか。
本書は24個のチャプターを3部に区切った非常に読みやすい本であった。
物語のほとんどが会話で進み、それを自分で追体験することで自分の小さな「箱」から脱出する瞬間を味わえる。
東京に行く前日、僕はチャプター5まで読んだろうか。
いろんなところに移動して顔を出していたため、疲労を抑えきれず、読みながら寝てしまった。
ここまではあぁ、またいつものマネジメントスキル本かぁ。
と言う感想だった。
近鉄で名古屋駅に到着し、新幹線に乗って本を開く。
チャプター6で初めてハッとした。
本には、隣が空席状態で、席を夫婦に譲ろうとする人と、席に座ろうとする人をにらみつける人が書かれていた。
ちょうど近鉄で名古屋に出てくる時、わざと隣の席にモノを置いてしまっていた。
自分の箱の輪郭に気付いた。
第2部にはいる頃にはとても心が軽くなっていた。
主人公の行動の変容も見て取れる、何か心理誘導にかかった気分だったが、気持ちが良いので、その誘導に対して猜疑心のようなものは一つもなかった。
ただ、外国の商社マンはこんなに心が狭いのか、とか、日本でもこの本がバカ売れしているということは、日本の大人も皆こんな感じなのか、と考え込んでしまった。
東京駅についてからもずっとその考えが頭をめぐっていた。
この本の主人公は仕事のために会社にいる、と言う。
しかし日本人はどうだろう、QOWLを求める傾向のほうが強いのじゃないかと僕は思っている。勘違いかもしれないけど。
この本が本当に通用するのだろうか。そのときの疑問はそれだった。
用事を済ませ、チャプター19に差し掛かる頃、これはいじめの原因にもなりうるのだな、と感じた。いじめる側もいじめられる側もだ。
とすると、コミュニケーションスキルとして、皆が意識しておかなければならないことじゃないだろうか。そんな風に考えるに至った。
帰りの新幹線は間違えてこだまに乗ってしまったため各駅停車、品川から名古屋まで3時間の旅となり、最初はちょっと失敗したなとへこんだが、読書の時間が目一杯取れたことに今は満足している。
途中、僕は箱の中や外を行き来した。
箱についての詳細は僕はわからないし、箱の中にいる間しても意味のないことだけは本書に書いてあった。
ただ、箱の中に入る原因の一つに「体力」と言う要因が自分の中にはあるのだな、という結論に至った。
精神的に疲れていても、人には優しくするよう自分を鍛えてきたつもりだった。
だけど、体力的に疲れている時は、人に優しくできない。
席も譲らないし、口調も少し強くなったり皮肉っぽくなる。
次回は箱から抜け続ける方法が書いてあるのだろうか、早く読みたくてしょうがない。
と同時にたくさんの人にこの本を薦めたくなったのは、僕がまだはこの中にいる証拠だろうか。
本が箱の外に引き出してくれる感覚。
逆にその感覚を知ってしまい、今の自分が嘘なのではないかと言う欺瞞が生まれて、それがストレスになりつつあるのだが。
まだ自己欺瞞は抜けないが、自分の違和感を大事にしながら対応できたらと思う。