履歴書を書いています。

東大生による就職活動論
2つの簡単な質問。
Q1.なぜ「あなたは」この会社に入りたいのか?
Q2.なぜ会社は「あなたを」採用する必要があるのか?



就職活動の全てが集約されている、クリティカル・クエスチョンです。きちんと答えられますか?

■[就職]就職活動は自然体で
正直、先のことはよく分からない。

大学に入ったときから今までの6年間を考えても、自分の世界はすごく広がったし、その影響を受けて、目標や夢もずいぶん変わった。さらに就職し、また違う世界を知れば、変わることもあるだろう。全然、世の中を知らない学生が、そんなに明確に語れるほうがおかしいような気がする。

もちろん、人生目標・将来の夢を持つことは大事だし、それに近づけそうなところに行くべきなんだけど、そんなにガチガチに考えてしまうのも、自分が想定していた以上の衝撃があったときに、つまづいてしまいそう。


わからんくなる
就活しててさ,自分を実際よりも優秀そうに見せる理由がわからない。


すごい分かる。でも、「個性と協調性の世代」特有の悩みなのかも。
はてブにも書いたけど、演技とかじゃなくて、演出ってのはいわゆるプレゼンテーションの技術なんじゃないかと思う。なんか「モテる男になるため議論」のようで面白いのだが。

今日このエントリー達に触発されてゼミで模擬面接を企画してみた。教員採用試験での面接に対して、一度自分の教育観を整理しておく必要があると思った。

まとめのスライドで僕は後輩達にこう伝えた。
・良いエピソードがあっても伝える技術がなければ伝わらない
・伝える技術があってもエピソードを語るだけでは自慢話にしか聞こえない
・本当に伝えたい事を意識して、その裏付けとしてエピソードを語るという姿勢を持て

かく言う自分が今度は面接を受ける番なのだから面白い。

同じ年代でここまで考えているのは本当に素晴らしく、id:itoyosuke氏の言うところは分かるし、実際に自分も2年前就職活動を一度試みたとき、そんなスタンスだった。今でもある程度行きたい方向が決まっているという以外には2年前ののままである。

多分みんな、最善な姿より最適な姿を、といいたいのだろう。
多分質問に納得できるよう答えられる事が重要なんじゃない、答えようとする姿勢が大切だ。

自分の場合どうだろう。

Q1.なぜ「あなたは」この会社に入りたいのか?
A.恩師から技術教師が中心となり荒れた学校を変えたという技術科の神話を聞き、技術教育の重要性を理解し勉強を始めた。学んだことを活かし、実践する力をつけて、実際に教育に貢献したいと思った。

Q2.なぜ学校は「あなたを」採用する必要があるのか?
A.ロボコンなど先進的な教育内容に理解がある校風に共感でき志望した。まだ十分な実践力があるとは思えないが、書籍を継続して読み、毎日百件程度BLOGをチェックするなど、学生のうちに情報や視点を意識して取り込み知識と知識をつなげ、物事を多角的に捉え、判断する姿勢を身につけた。

身につけたのは能力ではなく姿勢だと思う。

それ以外に胸を張れる所は少ない。
結果は後々報告したいと思う。