子どもがネットに入ってきただなんだって騒いでますが、そろそろWEB上でも大人と子どもの住み分けを考えませんか??子どものWEB参入は止められないし、ネット上の情報量の規模もそれだけのレベルに達したんじゃないでしょうか。

 幼稚園児ですら二人に一人がコンピュータ経験を持つ時代です。完全な住み分けじゃなくていい、現実の社会ですら住み分けが不可能なのにそれ以上に垣根の低いWEB上ではとうてい無理だろう。 ただ、適切な住み分けを上手く誘導する事で、言論の自由と多様性の保持は可能であると思うのだ。誰がするのか、どんな風にするのかは大きな問題であるけれど。
知識・経験・リテラシー・年齢はウエブで発言する際に考慮するべきファクタか
ウエブに於いて知識や経験やリテラシや年齢によって発言が抑制されるべきではない。

私にだって知らない事はある。誰でも間違いは起こす。

大切なのは知らない人とコミュニケーションを行い情報と知識を共有したり交換しながらナレッジと価値観をお互いに高め合う事ではないだろうか。それこそがウエブで発言を行うという真の意味だと私は思うのだけれども。

あなたが理想だと思う居場所をどうしても作りたいなら招待制のウエブサイトをあなた自身が運営すべきだと思いますよ。


それは無茶な話だ。だが、住み分けなら出来る。みんなが少しの労力で出来る。

子どもも大人もエロもグロも右も左もギークもナードも一般人も、みんなインターネット上の世界でも棲み分けしたらどうなんだろう?発言による衝突を減らしたい訳じゃない、衝突は起きて当たり前だし、それが成長のきっかけとなる。みんなどんどん衝突すべき。だとしたら何が問題かって、法律に触れちゃうこと。学校や警察には「教育的配慮」って言うのもがある。将来その人にとって不利になる事柄には配慮するというもの。不登校児が出席日数足りて無くても卒業できるのがこれに当たる。

子どもたちが、学校の先生の見ていないところだって、近所の公園だって、あいつウザイから殴りたいとか、殺したいとか、ほんの冗談で発することは誰にだってあるだろうし、無ければそれはそれで不健全だと思う。若いうちは壁や道路に落書きすることだってあるだろうし、そういうのは親が責任持って消してくれた。それで悪いことだ、少なくとも人に迷惑をかけることだってわかるんだ。規制は失敗から学ぶ事を不可能にしてしまう。それだけは避けたい。もちろん致命的な失敗をさせないケアを前提に。

タグやキーワード化技術やmixi、モバゲーなどのSNSはいい意味で住み分けを促進してきたし、そういう意味ですごい評価してる。2chだっていろんな話題が区分けされて語られると言う意味では住み分けがなされている(ただしVIPやラウンジのような例外もある。)
子どもがインターネットに入ってきたから言論の質が落ちるとか何とかみんな言ってるけど、そういう人たちは言論出来る場所に住めばいいようになる。はてな村が村視されるのはそういう住み分けが成功している前提があるんじゃないかなとも思える。その中でも更に住み分けが必要だし、住み分けなくてもいいって精神を持った人だけが横断的にいろんなサイトを見て回ればいい。

一時期騒がれた学校裏サイトだってあっていいじゃない。いじめや陰口が多発なんて書いてあったけど、陰口が文字として残るだけましかもしれない。なによりいじめは重要な教育機会と捉えるべき何だ。繰り返さないようちゃんとフォロー・カウンセリング・マネジメントしてあげる必要がある。だとすると、学校裏サイトも大人がちゃんと管理下におけないことが問題であって、「ウザイ」「死ね」なんて単語も書き込み規制一つで何とでもなる。更にそんな制約の中で表現する技術を学ぶ事も重要だ。大人の社会はそうやって出来ている。あとは心の持ちようはちゃんと学校で教えてあげなくちゃいけない。心が平和であること、心から争いを避けること。この前提が壊れてるとしたら、いくらルールやマナーを教えても意味がない。その方が問題かも。もちろん一筋縄じゃ解決しないし。

こちら側の世界で、子どもが公園で遊ぶように、大人が飲み屋で遊ぶように、インターネットの上でも規制やフィルタリングじゃなくて、公園や居酒屋のような場所を作って能動的もしくは自然に住み分ける仕組みが出来ないだろうか。

1.専用検索エンジン
○○の話題専用の検索エンジンって言うのがまず重要かなと思った。子ども専用検索エンジンとかで不適切な単語をはじくシステムでもあれば、大人もある程度横断的に全分野に対応するGOOGLEをはじめ生活情報に強いYAHOO,コンテンツなら百度といった感じだけど、もっと縦断的に細分化されてもいい気がする。現代ほど情報量が多ければ細分化されても一つのコミュニティとして確立されていくんじゃないかと思う。

2.言語
例えば英語のサイトに一部の日本人しか行かないように、言葉の壁は大きい。ギャル文字のサイトに正直足を運ぶ気になれないし、単純なことをさも複雑そうに書いてあるBLOGを最後まで読む気になれない。

こんな感じの、禁止するんじゃなくてやる気をそぐシステムって出来ないかな。はてなのなぞなぞ認証もそういう意味では面白い試みと思ってた。

3.有料化
有料化すれば、質は高まらなくともノイズは減る気がする。
わざわざ若い子が有料のサイトを利用してまで暇つぶししたいと考えるとは思えない。BSやケーブルTVなんかがいい成功例じゃないかと思う。(BSの番組の質云々はまた別の話)

4.アーキテクチャ
技術的なことがわからないし、こういう住み分け的なシステムって可能なのかな。調べてみるとケータイから見ることができるコンテンツとか、テレビで見ることが出来るコンテンツであればいくつか選択の幅がある気がする。

こういうときは「教えてダンコーガイ!!」