ふと、この2年間で自分のどこが変わったかと考えていた。

一番変わった点と言えば何かをしてもらったときに、

「ごめんなさい」や「すいません」から「ありがとう」「おせわになります」「よろしくお願いします」と言うようになったことに集約されると思う。

ごめんなさいは、「ご免なさい」、つまり返事に自分を許してくれと言うニュアンスがこもる。これは自分を認めてください、という事になる。

一方ありがとうは、相手(とその行為)を認める返事である。あなたの行為に感謝します、とはっきりと認める。

どちらがいいかは明確だろう。「ごめんなさい」はGIVEに対してさらにGIVEを求める。何かをする+許す、なのだから。「ありがとう」はGIVEに対してのTAKEである。何かをする+感謝される、である。

この認めると言う行為は慣れるまでなかなか出来るものではない。「認める」前に「諦める」が先行することもよくあるものだ。前にも書いたがこれからの倫理観とは受け入れる姿勢である。なにより、「ごめんなさい」は、あなたは私を受け入れていないというニュアンスも含む。これは相手に「倫理がなってない」と見えないメッセージを伝えている事になりかねない。

言葉一つでコミュニケーションの円滑さがかわるものである。それから僕の人脈は大きく増えた。

ありがとう問題が一時期話題になっていたが、これも思考がうんうんという話より、単なる嫉妬ではないかと思う。「自分以外の人を認めるなんて」。それに集約されると思うのだ。別に理解できなくもない人間的な感情である。