2008年10月

僕らを取り巻く息苦しさと・・・ 書評-カーニヴァル化する社会-

パネェ怪著。


2005年第一刷、手元にあるのは2007年の第六刷だが、内容として全く色あせていない。

気鋭の社会学者「ニート」問題の本質をシャープに読み解く

なんてオビは全く無意味。そんな内容は本書において中心的には書かれていない。
現代の病理とも呼べる構造、現状分析など、非常に質が高い。鈴木謙介がなぜカリスマパーソナリティなのかがわかる一冊。


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未成年が利用するケータイサイト-書評-ケータイ世界の子どもたち

12歳からのインターネットと一緒に参考にした書籍。

改めて読み直してみたが、心理学や教育学だけでなく、データや現状、参考文献や資料など、押さえるところを押さえているうえ、世論的な「暴力表現は悪い」「性表現は有害だ」といった親父的小言までを見事に網羅して、バランスがとれている一冊。

併せて今の中学生たちがどのようなサイトを使っているか、調べた範囲で紹介したい。

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道具が自分のために何をしてくれるものなのかを自覚した上でふれていく -書評-12歳からのインターネット

現場としては、こんな本を待っていた。

中学生を対象にメディアリテラシーを教えるとき、大いに参考にさせてもらった。

荻上流メディアリテラシー、メールの作法、荒らしへの対応の仕方、オレンジの袋文字。書いてある内容自体は当たり前のことなのだが、名言集と呼べるほど見所は非常に多い。

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