決意

敵という言葉を使わない。

若者が争わなくなった。

「あいつは敵だから」と言って、ケンカもせず理解しようともせずただお互いに距離を置く。

そしてその関係はお互いが見える間はずっとそのままである。

「敵」は「相手」の質を判断した価値判断的な言葉である。

「相手」が自分に対して(トータルして)ポジティブであれば味方、ネガティブであれば敵である。

 「敵」=「相手」+「ポジティブ」
「味方」=「相手」+「ネガティブ」

学校に入るにも就職活動についても受験文化が未だに健在の日本では「社会は競争である。」「世の中は競争である」「生きるとは勝ち抜くことである」などという隠されたメッセージを知らないうちに頭の中にすり込んでしまう。少なくとも少年誌を読んで育ってきた世代には胸躍る言葉では無かったろうか。

しかし実際はどうだろうか。同じ「競争」という言葉にしても「共創」や「協走」にシフトチェンジしていかなければ生き残ってはいけない。産業構造は相変わらずだが法律は徐々にシフトしつつある。

「相手」を「敵」や「味方」にするのはわかりやすいが、その行為で何が発生するかを考えること。

相手を敵と見なして争うべきときは自分の能力を伸ばしたいときに限るべきであって、競争原理はモチベーションにつながる。

なにかサービスやモノを作るときは、情報の共有、お互いに学び合うことこそ重要である。

そしてモノを作ることは目的ではなく手段である。

生産によって、文化的に豊かになるだけでなく、多くの問題を解決する手段となる。

争うだけでなく、馴れ合うだけでなく、場合によって切り分けるという判断力こそ必要である。

現代の病理 ジュケン、ハケン、ホケン

ジュケン。学力で競争する仕組み。

学力なんて君のパラメータの一つにしか過ぎないんだよ。
一人で頑張る必要はないんだよ。
自分が幸せになりたいだけなら、自分が豊かになりたいだけなら、
ほどほどでいいんだよ。どんな状況であれ、気の持ちようで現状に満足はできるんだもの。
ただ自分以外の人を幸せにするには能力がいるんだ。
あなたが多くの人を幸せにしたいとき、初めてジュケンに臨む必要がでてくるんだ。

ハケン。定職を持たず働く仕組み。
好きなことを仕事にしなきゃいけないなんて、だれも言ってないよ。
ただの作業なら機械にやらせなよ。
君がすべきクリエイティブな仕事はもっと他にある。
間に会社を入れなくても、働くことはできるよ。
君が利用してるつもりが、もしかしたら利用されてる事に気付く必要があるんだ。いろんな意味でぎりぎりで働くことが、将来の君を追い詰める。
本当は君の労働はもっと価値があるんだよ。
違和感を持って。その違和感に向かって使命感を持って突き進んで。
そこで使命感を果たすために効率的な仕組みが必要になったとき、初めてハケンに臨む必要がでてくる。

ホケン。リスクを緩衝する仕組み。
いいんだよ、失敗しても。君がまっとうに生きていれば、きっと誰かがフォローしてくれるし、きっと誰かが支えてくれるんだもの。
あなたの仕事もあなたの恋愛も億劫にならないで、傷つくことをおそれないで。だってそれは自分でなく人を幸せにするための行為なんだもの。
そして物理的な失敗でない限り、ほとんど死ぬことは無いんだもの。
ホケンを持つなとは言わない。臆病になりすぎるなと伝えたい。僕だってこわいけど、裸で向かっていくときもあるよ。
もしあなたが失敗して多くの人を傷つけてしまうとき、初めてホケンに臨む必要がでてくる。
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高度に発達した可能性は無限と区別がつかない

そろそろみんな気付いてるはずだ。何事にも限界があるって。

宇宙の大きさが何となくわかってる事も、

その宇宙の中で人類がわかってることが4%だってことも、

不完全性定理で言葉も数学も限界があるって事も、

不確定性原理で科学的手法に限界があるって事も、

寿命から自分に限界があるって事もみんな知ってるはずだ。

だからこそ希望が見えてくる。

確かに世の中には自分が取り扱えない量の変数があって、その変数×変数は無限に近いほどに大きくて、

だからといっても自分が一生のうちにいける範囲、触れる範囲、できること、みんな限界があるって事に気付いてるはずだ。

自分が頭の中で扱えない量の変数を無限っていってるだけで、本当は限界がある。

大人は自分の可能性が無限だなんて言うべきじゃない。

大人は子どもの可能性が無限だなんて言うべきじゃない。

無限だなんて言うな。

限界を知れ、限界に近づけ、方法を知れ。

お前(自分の)変数は一つじゃないはずだ。限界に近づいたなら次の変数の限界を目指せ。

限界への高速道路はたくさんある。

走り続けろ。時間は限界があるが、思ったよりはたくさんあるはずだ。

プロであること

ふと気づいたんだけど、

"プロである"と言うことは"資質がある"と言うことなんだね。

「プロって何??」

と聞くと、だいたい「専門の技術や知識のある人」か「それだけで食ってる人」

と答えられる。それは別に間違っちゃいない。

だけどプロの条件を聞くとみんなとたんに見当外れな回答をする気がする。

○○を知ってて、○○(具体的なもの)を上手くできて・・・

多分芸術分野を除いた世界ではどんな分野も最初からプロはいない。

「プロに生まれるのではない、プロになるのだ」

そう、そのための資質が問われる。

[最近読んだ]アカウンタビリティレベルより
僕は恩師からプロ意識というものはアカウンタビリティを持つことからだといわれた。

アカウンタビリティは説明責任、聞かれたら納得できるだけの理由を応えられることである。
要はエビデンス、論拠をもつこと。
ほんでもって一般人のもこれは必要なはずなんだよね。特に専門家に口を出す時は。
僕が年を取ってきたから何か昔からか、最近はセミプロみたいな人がプロに口出しする場面をよく見るが、受け答えの一番の違いはこのアカウンタビリティで、それを見てやっぱりプロとセミプロは違うなと思うのだ。


これも必要最低条件の資質なのだ。

探求心、コミュニケーション能力、創造性、継続力。他に何があるだろう。

「○○を知っている」のは、その資質の結果でしかない。

技術は後でつければいい。まずは資質だ。

本当の即戦力とは、資質のことではないか。

[書き初め]断言はエンターテイメントである

「書き初め」でよくない?に従って書き初めをしてみる。

去年一年で一番役に立った視点がこの「断言・断定はエンターテイメントである」という視点だ。

もちろん定義というか、前提がある。

「前提を十分に説明せず、対象を一括りにして結論を出す」タイプの断定である。 続きを読む

[決意]生産性のある生き方

生産性のある生き方をしたい。

毎日情報を食べて満足してるだけの獏みたいな存在になりつつある。

情報と情報をつなげるだけでは足りない。

『Be Creative』

自分に言い聞かす。

教育実習生への6つのメッセージ

現在三重大学には宇都宮大学から丸山先生がお越しになっていて、僕はその集中講義を受講しています。
技術教育史は非常に興味深くためになります。


 また昨夜は、食事会の後に後輩のO君と教育実習について話しました。
せっかくなのでそのとき伝えたメッセージとともに、僕の失敗談からいくつか教育実習生へのメッセージを書いておきたいと思います。


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学習支援と教育支援

ココ数ヶ月本当に充実していました。

モチベーションを保つ事って結構難しいですね。

◇ライフハック

最近ライフハックにはまっています
IT関係のライフハックが多いようですが
フィジカルなハックは役立ちますね。

参考
重要書類に穴を開けずにファイリングする
IE 7をちょっと便利に使う3つのアドイン
Windowsだけでできる――3つのファイル操作ワザ
煮詰まった時に効果的――“1人推敲術”
キミはブックマークレットを知っているか?
ブロガーに共通する“5つの悩み”とは?
いつも「すごい」しか言わない人へ――「類語辞典」で表現力アップ術
あやしいサイトにご用心――3つの“素性確認”サービス


◇技術がなければ伝わらない
よく「情熱があれば気持ちは必ず伝わる」
と言いますが、気持ちや考えてることって伝えるのは本当に難しいと思います。
やはりそこには伝える技術がないと、ですね。

常々ボーっとしてるだの大変そうじゃないだの言われ続けてきたので
「仕事は自己申告だ」と考えていたのですが
要は仕事をして伝わっていなかっただけでした。
もちろん口に出さず伝えることも伝える技術ですし
こうしてBLOGのような記事やメールに書くのも伝える技術
口に出して正確に伝えることも伝える技術です。

ひきつける言葉、噛み砕いた言い方、論筋
一番言いたい事を強調する、緩急
視線や姿勢、話す環境
などあげればパラメータは沢山出てきますね。
今年一年ちゃんと伝えることを意識して話をしてきました
伝わってきたでしょうか。

昔は考えてものを伝える=計算している、やらしい
などと考えて毛嫌いしていたじきもありましたが、
要は計算なしに伝える話術を癖付けちゃえばいいんですよね。

参考
http://www.popxpop.com/archives/2006/12/post_80.html
何が人を惹きつけるのか、知っとくにこしたことはないですね


◇学力と授業方法
学力と授業方法 その1
 学研の「NEW教育とコンピュータ」2007年3月号に、「能動的に学習する授業と教師のフォローが学力の高い子どもを作る!」と題したレポートが掲載されている。
 おもしろいのは、宿題と学力の関係だ。宿題の量と学力の相関関係はそれほど高くないのだが、教師が宿題をよく見るかどうか、ということと学力の相関関係は高い。教師の評価が重要であることを示している。


評価って大事ですね。手を抜かないようにしなければです。

◇著作権
日本人は「ゆがんだ著作権意識」で洗脳されている

先日研究会で知りましたが、著作権には人格権の一部が含まれるらしいです。
なので著作権論争になる場合は
その人の著作物を侵害しているのか
その人の人格権を侵害しているのか
ちゃんと論点を定めなければいけないそうです。

◇仕事
最近キャリア教育についていろいろ調べものしたり
記事を読んだりしてるのですが
イマイチ自分のキャリアデザインが曖昧なのが
残念でなりません。モラトリアムもそろそろ抜け出さないとですね

国家公務員について見てみましたが大学教授なんかも国家公務員なんですね

参考
国家公務員て何?
本省庁で働いている
先輩職員からのメッセージ

俺こういう仕事がやりたいのかな??

◇研究資料
メモ書程度に


教育課程の改善の方針,各教科等の目標,評価の観点等の変遷

参考資料(リンク集)

大学院試とスルー力

□大学院入学試験が無事に終了しました。

試験の論述の設問って面白いですよね。

自分の中で漠然としていた問題点を資料を与えられることで結論付けると自分の中の新しい答えが沸いてきます。なのでいつもうまくまとめられません。

振り返ってみると自分の中に大きく方向転換したことが沢山ある一年でした。

ひとりで何でもできるようになることを考え、できないことを悟ったので

今度は集団でできる方法を考えていたところでした。


□誕生日おめでとうございます
セイチョウ日記-24歳の誕生日-
24歳の抱負は,「地道な努力ときめ細やかさを身につける」です。


兼折先輩は一つしか年が変わらないのにすごい年が離れてる気がします。

僕ももうすぐ誕生日です。来年今の先輩の年に追いついた時、肩を並べられる人間になりたいものです。

□東京ビデオフェスティバルの作品

中原先生が
nakahara-LAB.net-BLOG-漢字テストのふしぎ- これはオモシロイ。

 小学校、中学校、高校200名の先生方の漢字テストの採点が、いかにバラツいているか。その判断基準が曖昧なのかを、取材に基づいて紹介している。

 わたしたちが「絶対」「標準」と信じているものは、実は、そうではなかった。これは研究者の仕事だね。

と紹介している
『漢字テストの不思議』について見ました。

学生が作った作品とは思えない秀逸さです。
先生たちのアカウンタビリティもそうですが
判断基準の明確化の難しさはどの教科にも言えると思います。

知的財産の観点から技術科の授業評価の観点を明確化しようとしている村松先生らの取り組みはすごいなと思います。

時間がなくて他の動画を見切れてないのですが、
学校を辞めます?51才の僕の選択?
なんかは目に付くもので秀逸でした。

□成長力

(一定の期間後の自分)-(期間前の自分)/期間=成長力

これは前々から思って他の事なんですが数学的物理的な公式にしてしまうと面白いなぁ。

∫成長力dt(t=時間)=成長

だし成長曲線は微分でき傾きを持つ、いや傾きこそ成長力ですかね。

自分はこの傾き、成長力こそ『才能』そのものであると思っています。才能の一つではなく。

成長力は変わる。成長力はいろんな要素や環境によって変わるけど傾き自体は皆持ってるもの。

だからこそ才能を伸ばす教育=成長力を伸ばす教育は学力を伸ばす教育とは別に必要ですよね。
またそれとは別に自分で成長できる教育も必要ですよね。

教えること多いって大変です。

FDに注目が集まっているそうな。

教員の教育者的素養として必要なものなのでしょうか。
ちょっと調べてみます。まだ何もわからにので多くは語れません。

しかし、ワークショップがどの分野でもかなり重要視されていますね。
兼折先輩の修論はそういう意義的にもやはりすごいです。

□大学のシステムが変わりつつあります。
参考
asahi.com-大学の9月入学検討 教育再生会議・分科会素案-

スタンフォード大学滞在記-大学の9月入学-

初等中等教育審議会の教職大学院の制度なんかもそうですが

教育の再編ってまずシステマティックなところから大きく変えられるんですね。

その割りに
ギジュツドットコム管理日誌-Technology Education研究発表会-
GDPに占める教育予算の割合が、初等中等教育段階で下から3番目。高等教育では最下位というデータを提示。改革改革と次々に出してもダメで、ここにメスを入れ、教育予算を増やすことが、現在の教育問題を最も早く解決する道

僕も賛同です。

教育予算を増やさないといい教師は集まらない、というと極論かもしれませんが、他分野にいい人材が集まるのもそういう理由や要素は強いかなと思います。

□キャリア教育の視点から
職業ランキング?企業・職業ランク付け-職業別給料ランキング-

「どんな職業が一番儲かるのだろうか?」という疑問をお持ちの方必見です。


好きな仕事そして、しかも収入もいいというのが一番理想なんですけどね。。。。。


自分が職業選びに迷って結果モラトリアム的にSTAYしてしまったこともあって適切なキャリア教育というものの必要性を感じるんですが

正直職業というものをぜんぜん知りません。

自分が知ってる仕事を書き出してみろといわれても数に自信がありません。

教員を目指す他の人たちも、そうであるならば改善する必要がありそうです。

どうやって??

□こどもの幸福度調査

キャリア教育に関連して

yomiuri online-日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査-

、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟25か国29・8%と、ずば抜けて高かった。

、「30歳になった時、どんな仕事についていると思いますか」との質問に対しては、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、25か国中最高の50・3%に達した。

10冊未満の本しかない家庭の割合は9・8%で7位。「静かな勉強場所」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など、教育環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭は53・3%にのぼり、ギリシャに次ぐワースト2位となった。


家庭環境の問題・勤労観の問題・人生観の問題、病気は子供にまで根付いており日本の病巣は深そうです。

□辞書

わからない言葉が出てくるからあきらめちゃうんですよね。

わからない単語右クリックしたら辞書として出てくる昨日ないかなぁ・・・

国際化が進んだので徐々に外来語も定着し単語の意味とかも混乱を招きやすくなっているようですね。
表記方法も混乱を招かないために変わってきてるんでしょう。

参考
国際化に伴うその他の日本語の問題
技術・科学文章では句読点に何を使うか

□>ゆうki君
FOR oNESEL-昨日の勉強時間-
今日も用事がチョコチョコある。

バレンタインすぎただけに?←言いたかっただけです。

チョコといえば兼折先輩の誕生ケーキすごかったわー、おいしかったです。ありがとう。

□記事の編集全部終えるのに四時間近くかかってしまった。
言いたい事伝えたいこと発見したことが多すぎます。
スルー力が足りない証拠です。いい事なのか悪いことなのか・・・
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